1999-11-11 第146回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
具体的には、生産集団、大規模農家などの担い手の育成、契約栽培や品質取引に対応した品質の向上、作付の団地化と産地の条件に適した作付体系の普及、あるいはカントリーエレベーターなどの施設の整備などに取り組むことにしておるわけでありますけれども、とりわけ今先生から御指摘いただきましたような排水改良などの基盤整備に力を入れていかなきゃならない、それで汎用化を図っていかなければならないというふうに考えております
具体的には、生産集団、大規模農家などの担い手の育成、契約栽培や品質取引に対応した品質の向上、作付の団地化と産地の条件に適した作付体系の普及、あるいはカントリーエレベーターなどの施設の整備などに取り組むことにしておるわけでありますけれども、とりわけ今先生から御指摘いただきましたような排水改良などの基盤整備に力を入れていかなきゃならない、それで汎用化を図っていかなければならないというふうに考えております
それから、契約栽培や品質取引に対応できるような生産体制をつくる、それから作付の団地化や合理的な輪作体系を導入、普及していくということが重要なことでなかろうかと思っております。
それから、昭和六十年代以降は、さらに省力化、それから労働の軽労化を図るというところから、乗用小型ハーベスター、それからオートプランター等々機械の開発、実用化が進みますとともに、この間、品質取引ということが行われることによりまして、糖度が高い品種の育成に力を入れて、そういう品種の育成、普及が進められてきたわけでございます。
特に糖度引きかえというか品質取引になって以降、これは年によって波があるわけですが、どうも九八年産は相当厳しいのじゃないかという気がしてなりません。いわゆる基準糖度帯の十三・一から十四・三度の比率は、今のところ、一月末現在あたりでは二〇%を切っているというふうに県の農水部あるいは沖縄総合事務局の農水部あたりは見ているようであります。
特に一番の課題は、品質取引の実施に対応した生産性なり品質の向上ということで、特に、十アール当たり百二十九時間というふうに労働時間がかなりかかっております。この農作業の省力化ということが生産振興面での大きなポイントだろうと思っています。
次はローカルの問題で大変失礼でありますけれども、沖縄のサトウキビの農家手取り価格が品質取引になりましてことしは二カ年目であります。ことしは、久米島は特別に成績が悪い状態でありました。
○中須政府委員 ただいま御指摘のとおり、平成六年産からサトウキビについては品質取引を導入するということで、基準糖度帯、御指摘のとおり一三・一度から一四・三度、実質的には定着化対策費の配分を通じまして一二・九度から一四・三度まで、こういうことで発足したわけでございます。まさに先生御指摘のとおり、発足した最初の年、沖縄にとっては大型台風の襲来等によりかなり厳しい状況であった。
○島袋宗康君 今期は品質取引元年というふうなことになっておりまして、生産農家は例年以上に意欲的に取り組んだわけでありますけれども、台風の襲来、長雨、暖冬異変などが重なって生産量、品質ともに落ちてしまっております。 生産農家を初め関係者にとって不本意な結果になってしまっておるわけでありますけれども、全生産量は三十四年ぶりに百万トンを切っている。
○国務大臣(野呂田芳成君) 平成六年度からサトウキビの品質取引を導入するに当たりましては、沖縄県の生産事情等を最大限に考慮しまして、農家手取りが減少しないように基準糖度帯の設定に配慮したところであります。
○島袋宗康君 糖度帯の問題については、品質取引元年というふうなことで非常に県民また農家にとって重要なことになっておりますので、ぜひ機会があれば改善をしていただきたいというふうに要望しておきます。 そこで、今回の価格決定に当たって焦点になったのは品質取引を考慮した農業共済制度の整備であったわけであります。
そういう中にあって、先ほど私が御指摘申し上げた、各農産物がこの二、三年ずっと据え置きの状態にある中で、なぜサトウキビが千二百円も七百円もこの品質取引という理由で下げられなければならないのか、私は、この等しからざることを強く指摘をしているのであります。 したがいまして、結果としてこれはこのような状態が出た以上、私は、何らかの措置を講ずべきである、こういうように思います。
サトウキビの価格取り決めが従来の長い取引慣習の重量取引、いわゆるトン当たり幾らという方法から、平成六−七年産から初めて品質取引の方法に制度が変更されたのであります。
○鈴木(久)政府委員 今回の第一年目の品質取引導入に伴います、特に沖縄県の離島におきます品質取引上の糖度が非常に低かったという問題につきましては、台風等の影響によってこういった結果になったわけでございますけれども、これにつきましては、できるだけその地域のサトウキビ生産が引き続き振興されますように、先ほど申し上げましたように、県あるいは市町村、市の方とよく相談しながら、道切な生産対策を講じてまいりたいというように
御承知のように、サトウキビは今期から糖度による品質取引に移行しております。基準の糖度は十三・一から十四・三度でありますけれども、緩和措置として十二・九度以上であれば前年度並みの手取りが保障されるというふうになっております。しかし、今期のサトウキビ生産は、台風や干ばつの影響で八重山などの離島地域で生産状況が非常に芳しくないというふうに言われております。
サトウキビの生産者価格は農林水産省の所管ではありますが、品質取引に移行した最初の年でもあり、当庁としてもサトウキビの糖分の推移に大きな関心を持って注視してきたところであります。今後、糖分の推移等を見きわめ、必要に応じ農林水産省と検討をしてまいりたい、かように考えておるところであります。
○島袋宗康君 サトウキビの品質取引については初めての年度でありますから、先ほど申し上げました干ばつ、台風の影響で相当減収がある、あるいはまた糖度が低いというふうな状況がございますから、ぜひ特別措置、農民が困らないような何らかの形で御検討を願いたい、一層の努力をお願いしたいと思います。 続きまして、八重山地域での懸案事項であります戦争マラリア補償の問題であります。
今年産から品質取引に移行いたしたわけでございます。先ほども御説明申し上げたところでございますが、製糖期前半は糖分も低かったということでございますが、ここへ来まして大分天候も回復をいたしてまいりまして、三月十日現在でございますけれども、沖縄全体では、平均的な糖度といたしましては十三・一度というふうになっているわけでございます。
そういう面からすると、基幹作物で大事にしたいとはいいながら、品質取引した途端に農民の手取りは安くなったということになると、これはあなた、基幹作物としての展望はないのじゃないですか。そういう意味で具体的に、先ほど来いろいろありますが、農業共済を適用できないかという意見もある。
いずれにいたしましても、今回の品質取引の導入に当たりましては、私どもも十分な準備期間もとりまして、生産者の皆さん方あるいはまた糖業者、そして行政が一体となりまして、それぞれ検討、準備を進めてきたわけでございます。
次に、農林水産省関係では、離農者及び新規就農者対策、サトウキビの品質取引の実施状況、食糧自給率の推移及び今後の見通し、新たな米の備蓄政策における市場価格への影響、中山間地域における活性化対策、農地の多面的役割についての基本的考え方、米等の検査体制及び表示方法のあり方、和歌山県田辺・南部川地域の梅林の衰弱及び枯死についての原因調査の必要性、農業振興地域の指定見直しによる土地の有効利用の必要性、美しい農村景観
先般も予算委員会において、仲村委員の御質疑等にお答えしたところでございますが、北海道のビートは、御承知のとおり昭和六十一年から糖分取引、本来、糖分によって取引するのが甘味資源作物の価格決定の原則でございますので、沖縄の方にもあるいは南西諸島の方にもお願いして、平成六年からこの品質取引を導入させていただいたわけでございます。
○大河原国務大臣 お答え申し上げますが、品質取引がことし始まったわけでございまして、私どもとしては、その品質取引の基本になります基準糖度なり基準糖度帯、あるいは対策費のトン二百二十円のアロケート、これを低糖度に重点を置いて、沖縄の低糖度問題に対する配慮は、何と申しますか、慎重にやらせていただいたつもりでございますが、気象条件の結果こういうことに相なった。
生産農家もその価格の決め方が、重量取引が当たり前である、至極当然であると思っておったわけでありますが、四、五年前から、平成六-七年産から品質取引にする、そういう取り組みをしてきたわけでございます。
私は、品質取引移行そのものに何も異議を挟むものではありません。ただ、昨年十月の糖度帯を取り決めるときに、十二・二度から十三・三度が、従来の原料の統計からして、データからしてそれが農家の手取りを保証する基準帯であるというふうに申し上げたわけでありますが、皆さんの主張によって十三・一度から十四・三度に決められた、そこに無理があったというふうに思っております。
○仲村委員 次に、平成六、七年度のサトウキビ生産者価格の品質取引によって起こった問題点についてただしたいと思います。 鹿児島と沖縄のサトウキビの生産者価格を、平成六、七年産から、今まで長い間なれ親しみ、それが当たり前のサトウキビの値段の決め方だと思っておった重量による取引の方法から、品質取引に切りかえられたのであります。
○加藤国務大臣 品質取引の具体的内容については、今まで局長がお答えしたとおりでございますが、私としましては、本年秋を目途に決定したいと考えておるのでございますが、この品質取引の導入を契機として、沖縄、鹿児島両県のサトウキビの品質及び生産性の向上が図られ、生産振興に資するものになるように努めていかなくてはならない、こう思っております。
○古堅分科員 政府は、品質取引の実施に向けて、九二年産から十億円の品質取引対策基金の造成を計画し、進めています。その基金ですが、生産者価格の中からトン当たり百円を国庫資金として充ててまいっています。ところが、近年の生産量の減少で、目標とする基金の造成は困難な見通しです。その基金の不足分について政府はどのように措置されるつもりか、御説明ください。
最後に、品質取引の実施が近づいてまいっておりますが、条件整備も不十分のまま、その品質取引の実施だけが先行していくということでは、農家は救われないような思いがいたします。生産農家がこれまで以上の打撃を受け、サトウキビ離れを促進する結果にならないように万全の対策をとっていただかなくちゃいけません。
そういうことで、平成四年六月に策定いたしました畑作農業の生産性向上等の指針を踏まえて、生産性の向上及び六年産から品質取引への円滑な移行を図る、このことも松田会長は言っておりました。やっぱり質のいいものをつくって頑張らないとだめですというので、私もむしろいろいろ指導いただいた方であります。
一、キビを初め花卉、野菜などを振興し、農業生産を今の二倍に引き上げたい、二、特に来年から品質取引に移るサトウキビは、将来品質改良や機械化を進めることで所得は上がる、三、サトウキビの年々減少する収穫量については、農家赤字は補償を続けなければならない、と答弁しておられます。 この三つの答弁は沖縄開発庁長官としてのもの でありますが、農林水産省の施策とも深くかかわっております。
サトウキビの品質取引への移行につきましては、糖価安定制度のより健全な運営に資する、このような観点から、平成元年度産サトウキビ及び甘蔗糖の価格決定に際しまして、平成六年度から導入されることに決定されたところでございます。現在、その円滑な導入に向けまして、農林水産省また関係団体が一体となってその準備が進められていると承っておるところでございます。
○古堅委員 品質取引の時期が迫るにつれてキビ作農家からは、糖度の基準がどこに置かれるのだろうか、サンプリングはどうなるのだろうかなどなどいろいろな疑惑が出てまいっています。農家経営に重大な影響が考えられるこの問題について、品質取引実施の条件整備も十分なされないままに、実施だけが先にありきということになっては農民の立場も大変だというふうに考えますし、救われません。
○古堅委員 今お答えにもありました品質取引の問題ですが、政府は一九八九年十月に、九四年産から品質取引を実施する、そのように決定して、沖縄県サトウキビ品質取引推進協議会も設置し対策を進めてこられました。しかし、現地のサトウキビ農家は、品質取引で農家の経営が一層窮地に追い込まれるのではないか、重大な不安を抱いています。
もう一面では、平成元年度に決まりました、平成六年産より品質取引に移行する問題が絡んでおります。農家はこの品質取引の行方を大変気にしており、極めて大きな不安を持っておるのが現状です。その意味では、品質取引に向けた諸条件整備としての品種改良、機械化の推進、土地基盤整備、栽培管理の強化などがまだまだ不十分ではないかと言えるところです。
○上野政府委員 私の方から、品質取引への移行を踏まえての生産対策あるいは機械化の状況についてお答えを申し上げたいと思います。
○武智政府委員 先生お尋ねのサトウキビの品質取引の問題でございますけれども、この問題につきましては、平成元年度の価格決定の際に、平成六年度からの導入が決定されたところでございます。 その後、この円滑な導入に向けまして検討、準備を進めますために、元年の十一月以降、国と県、これは鹿児島県と沖縄県でございますが、そこから生産者団体、これはそれぞれの県の農協中央会長さんに入ってもらっております。
○上原分科員 今お答えありました諸点につきましては、これまでもしばしば強調されてきたことで、特に、品質取引に移行するのは平成六年からでしたか、これも相当これからその対応策を講じていかないといかない課題で、正直言ってみんな心配している。
それから、ただいま委員お話ございましたように、これから品質取引の方にまいらなければならないということになっておるわけでございまして、そういうものにたえるような良品質のサトウキビの品種育成というようなこと、あるいは病害虫の防除というようなことにつきましても努力をしてまいりたいと考えているところでございます。
こうした中で、平成六年度から品質取引への移行をすることになっておる今日、これら幾多の整備条件の解決は必須のものと思っております。 また、近年、内外価格差の縮小や財政負担の軽減などから、生産農家は政府試算の生産費すら償えない生産者価格で生産意欲が減退をし、後継者不足と高齢化が急速に進んでおるところであります。糖業者や糖業労働者もまたコスト低減、合理化を強いられているところです。
次に、平成六年度から品質取引を行うわけですが、それを控えて品種の改良が非常に強く要望されております。 鹿児島県向けの新品種といたしましてNiF8がことし六月に登録されまして、高精、早熟タイプとして非常に期待されておるところでありますが、試験結果では現在のNCo810に比べて、種子島で一度、徳之島で二度の糖度増であるようであります。
そうしたことで今後の農業展開を考えます場合には、一方において引き続き基幹作物であろうサトウキビにつきましてまず生産性の向上を図っていく、あるいは今後品質取引への移行に向けまして品質の改善を図る、そういったことでまずサトウキビにつきまして基盤を強化し、十分採算に乗るようなものに育てなければいかぬということが一方にございます。
そして、そこへ加えて平成六年からは品質取引に移行をしていく。つまり今まで粗放的にやれたのがこれからは手間暇かかるようなものになっていかざるを得ないというような状況の中で、つくる人が少なくなってきているという側面があることは御承知のとおりであります。 そういう状況の中でもう一つの問題としましては、沖縄に見合う機械の開発、これがないということであります。